ドラマ「僕とシッポと神楽坂」第2話を保護猫ボランティア(※2ヶ月目)が解説してみる

こんにちは。

すみちょふです。

 

ドラマ「僕とシッポと神楽坂」第2話、ご覧になられましたか?

今回もいろいろ引っかかるところがあって、所々考え込みながら、涙ぐみながら視聴致しました。

保護猫ちゃんのボランティアに、ちょっとだけど関わるようになってから、このドラマに会えてよかったなーと思います。ボランティアやってなかったら、「相葉ちゃん可愛いー!」しか感想抱かなかった可能性ありますので。まぁ、ドラマはエンタメなのでそれでいい気もしますが.....。

 

さて。

第2話のテーマは「終末医療」。人間はある程度自分の意思で「終わり方」を選んだり決めたり出来ますが、言葉を持たない動物たちの「終わり方」は、周囲の人間が判断せざるを得ません。なので何が正解なのか、その動物が本当に望んだ結果なのか、誰にもわからないのです。

 

 

①「一度逃げ出して、汚いブチ猫と一緒にいたことがあったのよ。さっさと手術しちゃって下さい」

 

脱走した際に野良猫と交尾をして妊娠した飼い猫の手術を依頼する女性。短いシーンでしたが、いろいろ考えさせられました。

家族に看取られながら一生を終える動物がいる一方で、生まれる前に、もしくは生まれてすぐ命を絶たれる動物もいます。猫と犬で大きく事情が違うところですが、今回の見どころはその対比にあると思いました。

まず、猫は完全室内飼いを絶対とし、生後6ヶ月が過ぎたら避妊、去勢手術を行うことは飼い主の義務にして貰いたいと思います。地域猫の避妊、去勢手術を行う施策ももっと広がるといいなーと思います。

飼い猫の脱走対策として、ケージの利用や窓に柵を設置したり、迷子札やICチップの取り付けも実施して頂きたいところです。

逃げて戻ってこないからもう知らない、では無責任すぎますよね。一度飼うと決めたら最後まで、は絶対です。でないと、逃げた猫は野良猫となり、手術してなければ数が増え、近隣住民に迷惑をかけ嫌われてしまい、不幸な猫を増やすことに加担する結果になります。

「迷惑だから、望まないから殺せばいい」は、あまりにも乱暴な考えです。

ただ、多頭飼育崩壊の問題もありますので、「自分で飼える以上に猫が増えてしまった」場合はどうするか、悩ましいところです。作中の女性と猫の場合、やはり赤ちゃんが生まれたあと避妊手術を行い、飼えない赤ちゃん猫の里親を探す、というのがベストかなぁと思います。

 

 

②「足は切りません。そんなかわいそうなこと、できるわけないでしょう?」

 

言葉が話せない動物の終末医療は、どうしても飼い主側の意見を尊重せざるを得ません。家族間で意見が別れることもあるでしょうし、見てもらうお医者さんによっても違うことも。「セカンドオピニオン」は、動物医療の世界でも重要なようです。

作中の場合、断脚手術の後、在宅ケアを選択します。

ただ、この場合、出てくる飼い主の女の子はめちゃくちゃお金持ちのお嬢様っぽい。恐らく、抗がん剤治療も、在宅ケアも、めちゃくちゃお金がかかると思う。動物を最期まで看取るにも、自分の望むペットの終末医療を行うにも、やっぱりお金がかかるんですよね、ってこと。ペットフードや医療の発展で、ペットの寿命も年々伸びてきている。今後、ペットの終末医療はより多くの飼い主さんに降りかかる問題だと思われます。

 

私が保護猫さんの里親になりたい!と申し出た際に、懸念される部分もそこだったりします。

一人暮らしの会社員では、ペットが高齢になった際の介護や、万が一のときにすぐ対応出来ないのでは?という心配です。

確かに、高齢や病気持ちの猫は、シッターさんやホテルに預けられないことが多いです。

結構、一人暮らしの方で猫を飼ってらっしゃる方って、既にリタイヤされてるか、文筆業やイラストレーターさんとか、自宅でお仕事されてる方が多いもんなぁという印象です。

 

私も今後の仕事との向き合い方も考えないとなぁ、と。じゃないとお猫様をお迎えできませんもの.....うーん。

 

 

ではでは。SEE YOU!